ルリビタキとジョウビタキの地鳴きはよく似ているので、比較してみました。

豊国台にジョウビタキの♀タイプがいました(2016/12/26)。
Daurian Redstart

このジョウビタキ Daurian Redstart の地鳴きです。クリックすると聞かれます。

別の場所でのルリビタキ Red-franked Bushrobin の地鳴きです。

スペクトルを比較してみました。
まず、「ヒーッ」という声のスペクトログラムです。横軸が時間で約1秒間、縦軸が周波数です。ジョウビタキは次のようになってます。中心周波数は5.2kHz付近で、ほぼ一定の音程です。
Daurian Redstart

ルリビタキは次のようになってます。中心周波数は4.7kHz付近で、音程は下がり調子です。
Red-franked Bushrobin

他の録音を調べても、5kHzより高ければジョウビタキ、5kHzより低ければルリビタキと考えていいようです。

次に、「カツッ」という声の方です。

まず、ジョウビタキですが、2.3kHz程度に目立ったピークがあるようなスペクトルです。
Daurian Redstart

次はルリビタキですが、2.6kHz程度にピークがありますが、幅が広くてはっきりしません。このせいでややくぐもった感じに聞こえるようです。
Red-franked Bushrobin


録音機材:
SONY PCM-M10
内蔵マイクで録音


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