モンゴル探鳥旅行記 第2日目
6月06日


 国内線で南ゴビのダランザドガドに向かうためにホテルを9時に出発して10時前にはチンギスハン国際空港に到着したんですが、南ゴビの風が強くて飛行機がまだ飛び立ってないので1時間以上遅れるとのことで、空港周辺で鳥を探しました。
 11:20発のフライトはようやく13:00に離陸しました。(1)ダランザドガド空港から(2)ツーリストキャンプへ行って昼食を食べ、その周辺から探鳥を開始して、(3)「湿地」まで行って探鳥しました。地図では道路が示されてますが、実際には大草原の中の轍の跡があるだけで、道路はありません。


 ホテルの朝食は6時からやっておりなかなか美味しい味付けでした。


 泊まったホテルは日本の資本のフラワーホテルで、いろんな説明が日本語で書かれており、無料のWiFiも使えました。ここには大浴場もあるのですが、午後10時までなので、昨夜の到着が遅くて使えませんでした。


 朝、少しだけ周辺を歩きました。5階建てのビルは1990年の民主主義になる以前の社会主義時代の建物で、後ろの高層のビルは民主主義になってからのビルだそうです。


 ホテルの前にはハシボソガラスの巣があり、ここでも針金ハンガーが使われています。


 飛行機遅延のため、チンギスハン空港の付近の草原で探鳥しました。このおかげでハシグロヒタキをじっくり観察できました。

チンギスハン国際空港付近での野鳥はここをクリックしてください。


 ようやくダランザドガド空港に到着です。ガイドブックでは非舗装の空港と書かれていましたが、最近舗装されたようです。飛行機はFOKKER-50でした。


 空港の建物に入ると、こんなディスプレイが。恐竜の化石があちこちで発掘されているそうです。


 この空港は荷物のコンベアがありません。左の建物の裏手に運んできた荷物をスロープの上から人が投げ込むと、荷物が滑り落ちてくるという仕組みでした。


 道なき道を1時間近く走ってようやくツーリストキャンプに到着し昼ごはんにありつきました。ランチが一番のごちそうで、サラダからスタートです。ここでは野菜はなによりのご馳走です。


 次は豆のスープでした。トルコで食べたのと似た感じでした。


 メインは鶏肉でしたが、歯ごたえのあるしっかりした味の美味しいチキンでした。


 宿泊するのはゲルです。ゲルの扉はかならず南向けに作られるそうです。北風が多いから、方向がわかり易いように、太陽がさしこむように、等のいろんな理由があるとのことです。


 ゲル内部は3台のベッドがありました。冬季には真ん中にストーブが置かれるそうです。3人の中でもっとも年上だったので、奥の長老ベッドを使いました。


 レストランは別棟です。


 その向こうの左がトイレで、右がシャワー棟です。きれいな水洗便所でしたが、トイレが離れているのはやはり不便です。雨がほとんど降らないので大丈夫なようですが、我々は3泊のうち2泊で夜中に雨が降ったのでちょっと大変でした。


 昼食後には付近から探鳥を始め、近くの「湿地」まで行きました。このあたりでは地名がないとのことで、勝手につけた地名を「」で示しています。

(3)キャンプ周辺から「湿地」での野鳥はここをクリックしてください。


 夕食は人参サラダからスタートです。夕食にはバターが出ず、サラダと一緒にパンを食べるのだそうです。


 スープも無く、メインが来ます。羊肉のシチューにご飯が添えられてました。


 デザートはサクランボだったと思います。これは半分食べた後です。
 


 夕食後も周辺の鳥を見に行きました。ようやく日が沈んだのは午後9時40分過ぎです。電線などにチョウゲンボウ、ヒメチョウゲンボウ、アカアシチョウゲンボウなどがよく留まってるのです。

 このあたりでは星がきれいだとのことですが、午後11時になってもまだ明るいので、特に明るい木星と金星を見ただけであきらめて寝てしまいました。それでも木星の衛星まできれいに見えました。


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